ピートモスを使った樹木保護作業

茂原市下永吉で樹木の保護作業です。

古い藤の木の幹がだいぶ傷んでいるので何かいい方法はないか?
と言う作業依頼がきました。
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一昔前なら「モルタルを詰めて終わり」と言うところですが、
それだと傷んだ部分の回復がしないのと部分的にはモルタルの重さで
折れてしまうかもしれないと思い樹木医の先生に相談したところ
ピートモスを使って腐った部分を回復させる方法を教えてもらいました。

手順としては
1)幹の腐った部分を削り取ります。
幹を折ってしまわないように慎重にノミで削ります。
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白く見える部分が生きている幹です。

 

2)削った所に水で溶いたピートモスを張り付けていきます。
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こぼれてしまいそうな所にはワイヤーメッシュで枠を作って
その中に詰め込んでいきます。

 

3)緑化テープを巻きます。
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この状態で経過を観察します。
樹木医の先生の話だと、削った生の部分から根っこが生えてきて
その根っこが現在生きている幹と融合して新しい幹になるとの事です。
常に適度な湿り気があった方がいいみたいなので
乾いてきたら水をかけるように施主様にお願いしときました。
「何年もかけて徐々に根を伸ばしていく」と言う気の長い
作業になりますが、良い結果が出ることを祈ります。

 

 

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