“掃除は庭師の基本”ということ|見習い庭師の初めの一歩
我々植木屋の仕事は大きく分けると2種類の作業があります。
一つは造園や外構などの”工事”、もう一つはその作った庭を維持するための”管理”。
この管理には剪定、芝刈り、草刈りなど様々な作業があるのですが、今回はその中の掃除にスポットを当てて解説しようと思います。
会社の先輩や親方が剪定したゴミを片付けるのですが、この掃除と言うのが簡単そうで奥が深いのです。

では実際にどうすればいいのか
これはどこの植木屋さんもそうだと思うのですが、切ったゴミの処分まで含めての作業になっているはずです。
なのでまず第一に、切ったゴミは一つ残らず片付けなければいけません。
この時に注意しなくてはいけないのが、”地面に落ちているゴミだけが全てではない”と言うこと。
剪定をした木の途中にゴミが引っかかっているかもしれない。
切った木の下に植えてある木にゴミが引っかかっているかもしれない。
まずはゴミが木に引っかかっていないかよく確認することが大事です。
小僧時代に「休憩中はただボーっと休むんじゃなく木にゴミが引っかかっていないかチェックする時間でもあるんだぞ」と教わったのですが、何気ない時にでもゴミが引っかかっていないか確認する癖をつけるといいと思います。
掃除をするということ
では、落ちているゴミだけ片付いていればいいのかと言うとそうではありません。
ただゴミを片付けただけでは、掃除をしたことにはならないからです。
”掃除”と言うくらいなのですからお庭をきれいにしなくてはなりません。
例えばお庭の中の落葉を掃き取ったり、草花などの枯れている葉を取り除いたり。
「来た時よりも美しく」の精神が必要になってくるのです。
間違っても、植込みの中に落葉やゴミを吹き込んで隠してしまうなんてことをしてはいけません。
掃除には基本が詰まっている
未経験者が造園業を始めるにあたって、まず最初に覚える作業の一つがこの掃除になります。
なぜなら、この”掃除”には造園業をやっていく上での基本が詰まっているからです。
目の前に落ちているゴミだけではなく、頭の上にある枝に引っかかってるゴミに気が付く様になればお庭全体を見渡す目が育ちます。
植込みの中や草花の中に刈込の様な細かいゴミが入り込むと取り除くのに時間が掛かるので、植込みや草花の上に養生をするなど事前に準備をする癖が身に付きます。
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掃除は見習い庭師の初めの一歩
たまに「掃除は苦手だけど剪定には自信があります。」と偉そうに言う職人さんがいますが、私の経験上では”剪定が上手い=掃除が上手い”です。
本人は腕が良いつもりでいるのかも知れませんが、掃除が下手な職人さんで腕の良い職人さんは見たことがありません。
掃除が上手いからと言って必ず腕が良くなるわけではありません。
しかし、腕の良い職人さんは必ずと言っていいほど掃除が上手いのです。
一流の庭師を目指すのであれば、最初の一歩として掃除を極めておいて決して損は無いと思います。
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